プロローグ
黄金色だったレールは、ゆっくりと青く染まり始めていた。
北海道リンクの終端。
その先には、一筋の蒼い光がまっすぐ海の上へ伸びている。
アリスは目を細めた。
「……海の上か。」
アリーが静かに頷く。
「ここが青森リンク。
北海道と本州を結ぶ最初の空路よ。」
二人は速度を落とさず、そのまま青いレールへ入っていく。
足元には白い雲。
さらにその下には、朝日に輝く津軽海峡。
空と海だけが広がる世界だった。
海峡を渡る風
「思ったより静かだな。」
アリスが空を見上げる。
「もっと風が強いと思ってた。」
「地上の津軽海峡は風が変わりやすいもの。」
アリーは穏やかに答えた。
「でもSkyroadでは流れだけを残して、危険な乱気流は制御されているの。」
その瞬間。
やさしい追い風が二人の背中を押した。
「おっ。」
アリスは思わず笑う。
「なんか歓迎されてるみたいだ。」
「きっと海が応援してくれてるのよ。」
アリーも少しだけ微笑んだ。
青い一本道
海峡の中央まで来ると、周囲には何もなくなった。
あるのは、
空。
海。
そして一本の青い光だけ。
アリスが静かにつぶやく。
「北海道が遠くなっていく。」
振り返ると、大地は雲の向こうへ少しずつ溶けていた。
前を見る。
本州の輪郭が朝日に照らされ、ゆっくり姿を現している。
「終わる場所じゃなくて。」
アリーが前を見たまま言う。
「始まる場所なの。」
「始まり?」
「ええ。
ここを渡れば、日本一周はいよいよ本格的に始まる。」
アリスは大きく頷いた。
「なんかワクワクしてきた!」
モデルになった地上ルート
青森リンクは、津軽海峡フェリー航路と青函エリアの海岸線をもとに設計されている。
地上では船で渡る海峡も、
Skyroadでは一本の空中レールとしてつながっている。
青く輝くリンクは海流を映し、
ところどころに白い光が波紋のように広がっていた。
「海って下から見るものだと思ってた。」
アリスが笑う。
「今日は上から走ってる。」
「それがSkyroad。」
アリーは空を見上げる。
「地上では見えない景色に出会う場所なの。」
本州上陸スプリント
遠くに本州の山並みが近づいてくる。
「あと少し。」
アリーがペダルへ力を込めた。
「最後は少しだけ踏むわ。」
「もちろん!」
二人は同時に加速する。
青い粒子が後方へ流れ、
海峡の上に一本の光跡が描かれる。
北海道から本州へ。
空をつなぐ最初のスプリントだった。
青森リンクの終端
やがてレールはゆるやかに高度を下げる。
前方には緑豊かな山々。
その向こうには、新しい光のレールが続いていた。
アリスは笑顔で息を整える。
「着いたな。」
「ええ。」
アリーは静かに頷く。
「ここから東北リンクが始まるわ。」
アリスは目を輝かせた。
「次はどんな景色が待ってる?」
アリーは前方を見つめる。
緑色へと変わり始めたレールが、森の上を静かに伸びていた。
「次は岩手リンク。
空から眺める北上山地と、どこまでも続く緑の回廊よ。」
二人は再びペダルを踏み込む。
海を越えた風は、
今度は森の香りを運び始めていた。
🌤 スカイロード公式設定
『スカイロード』は、西暦2125年を舞台にした未来SFサイクリングストーリーです。作品に登場する未来技術や世界観、登場人物などを「公式設定ページ」にまとめています。物語をもっと楽しみたい方は、ぜひご覧ください。
※この物語はフィクションです。AI(ChatGPT)の支援をもとに執筆・編集されています。
