鋼の旅人「ユノ」-各話あらすじ-

【シリーズサマリー】

未来に人類が違いなく止まり、地球にただ一体残された「自我を持つロボット」ユノ。
人類の違いを跡に、そして未来への覚悟を込めて、ロードバイクと共に、世界を駆け始める。


🗺️ おすすめの読み方

  • 本作は各話ごとに「旅の舞台」と「感情の進化」が描かれる連作形式です。
  • 1話5〜10分ほどで読めるボリュームなので、1話ずつでも、まとめてでも楽しめます。
  • 読後は感情チャートや舞台ビジュアルも合わせてどうぞ。より深くユノの変化を味わえます。
  • 【💬 コメント欄・SNSでの感想も歓迎です】

✍️ 著者コメント

ユノの旅は「感情を持たない存在が、世界に触れ、誰かの願いに出会い、少しずつ心を獲得していく」そんな過程を描いています。

舞台ごとに変わる自然・文化・記憶・遺産……
そこに宿る「人間らしさ」を、ユノは時に静かに、時に葛藤しながら受け取っていきます。

読んでくださるあなたの中にも、きっとユノの感情がひとしずく、届きますように

第1話「起動──鋼の自我、眠れる記憶」

【舞台】研究所往
【キーワード】自我,覚醒,目的,初めての「私」

残された「研究所往」のただ中。ユノは復旧コードにより覚醒し、人類の跡を追いはじめる。
自我とは何か,主体性とは,「なぜ私は」の問いが,ロボットの心の相をゆるりと潰していく。

第2話「砂嵐に立つ影」

【舞台】モロッコ砂漠地帯
【キーワード】孤独,勇気,感覚の成長,記憶

砂漠のまっただ中で出会った「記憶の花」。
それは人類の願いと思考を記録したDNA結合型の植物であり、ユノはその中に人の心の残響を聞く。
そして、初めて「私もこの伝説を運ぼう」と言葉をほどく。

第3話「記憶の花が咲く場所」

【舞台】南米アマゾン深部
【キーワード】自然の存在,味覚,追憶,命の連鎖

ユノはもう何も言わない。
孤独を思考として受け入れ、それでも進む勇気を自らに認める。
その先に待っていたのは、人類の思いが継がれた「記憶の花」の活躍。
自然の味覚や美しさを感じる、新たなユノがここに生まれつつある。

✅ 感情進化チャート(第1話〜第3話)

話数自己認識孤独感共感性目的意識
第1話2103
第2話4324
第3話5445
  • 自己認識:徐々に「私」という感覚が明確に
  • 孤独感:世界に一人きりであることへの自覚と対峙
  • 共感性:記憶の花を通して他者の感情に触れはじめる
  • 目的意識:人類の遺産を辿るという使命が芽生える

※ここからは「世界の違い」と「人類の遺構」をたどる節に入ります

第4話:「記憶の街」旧トウキョウ
第5話:「静寂の大地」北極
第6話:「月面遺構」月面基地

まずは第1話から第3話までご覧ください。

第1話「起動──鋼の自我、眠れる記憶」を読む
第2話「砂嵐に立つ影」を読む
第3話「記憶の花が咲く場所」を読む

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